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印刷物の黒色
先日、後輩ちゃんと健康について話をしていたところ
「甘酒良いですよ!」とおすすめを教えてもらい
「へぇ〜飲んでみる!」と言いながら高カロリーなタピオカをすすっていたワンパクな高尾です(ง ´͈౪`͈)ว
皆様お久しぶりです。お元気でしたでしょうか?
今回は、タピオカではなく、印刷物の色味についてです。
花のやはWeb以外にも名刺やパンフ、印刷物も手がけております^^
そこで、Webとは違う紙の「黒」の色味について一部ご紹介いたします。
Webと紙の色の違い
WebはRGBですね。紙はCMYKです。
ここで出てくるのが、スミベタとリッチブラックと4色ベタの3種類。
黒なんて同じに思うのですが、結構見栄え変わってきます!
印刷したらこんな感じです。
画面上ではさして変化があるとは思えないのですが、印刷すると違っていて、奥深いのです。
思っていたのと色味違った、印刷が変!とならないようになれば幸いです。
スミベタ(K100%)
Kインキは単独で鮮明に印刷されますので、文字や線などに頻繁に使用されているインキです。
雑誌など書面などで見ると本文の黒は「K:100%」で印刷されていることが多いです。
K100%で作成されたオブジェクトは原則ブラックオーバープリント(ノセ)となり、
見当ズレの影響を回避することができます。
【注意事項】
大きな文字や袋文字で使用される際は、意図しない結果になることがありますので注意しましょう!
広範囲にわたってベタ面として使用すると、「ピンホール(白抜け)」が発生する可能性があります。
リッチブラック
リッチブラックとは墨インキ(K)にCMYのインキを加えて、墨インキだけでは表現できない、
深みのある黒を表現する設定です。
深みのある黒ですので、面積の広いオブジェクトで使用するとより深みも表現できて効果的です。
ピンホールが心配な方はK:100%よりもリッチブラックをおすすめします。
この比率に決まりはなく、K以外のインキを20%〜60%程度追加するのが一般的ですが、
明度の高いCインキを多めに重ねることもあります。
CMYKの合計値が高くなり過ぎると、裏移りなどの印刷トラブルの原因となります。
インキ総量の上限は、一般にコート紙で350%以内、
マット紙や上質紙などでは300%以内になります。数字まで知らなかった!
マット紙の方が上限が低いのは、コート紙よりも乾きにくいためだそうです。
印刷所によっては、推奨値を提示しているところもあるので入稿手順で確認した方が良いですね!
【文字に注意】
小さな文字や、文字の背景などを、リッチブラックなどのCMYK4色掛け合わせの黒で作成された場合、
わずかな見当ズレの影響でにじんでいるように見え、可読性を損なうことがあります。
4色ベタ(C100% M100% Y100% K100%)
4色ベタとはCMYKすべてが100%で作成されている状態です。
この状態は印刷の許容量を超えた大量のインキが紙に転写されるため、リッチブラックと同様に
乾きが悪くなったり、印刷後に紙が重ねられた際に、
乾いてないインキが上の紙に付着してしまう危険性があります(裏移り)。
また4色ベタが広範囲に渡ると、紙同士がくっついてしまい、その後の工程で用紙がはがれる際に、
印刷面もはがれて傷がついてしまうことがあります。なんて恐ろしい(*_*)
ですので、4色ベタは使用しないことをオススメします。
レジストレーションに注意
ちょっと見落としがちなところです。
レジストレーションとはトンボにのみ使用される色設定で、
CMYKすべて100%でトンボは印刷されます。
この設定をトンボ以外で使用すると、4色ベタと同じトラブルの原因となってしまいます。
トンボを選択した後にオブジェクトを作成すると、カラーパレットの設定が
レジストレーションになっていることがありますので、ご注意ください。
紙質と色校正
モニター上でみている色と、実際に印刷した色では印象が違います。
印刷する紙によっても色味や雰囲気が変わってきますので、
本番印刷前に色校正を行ったほうが安心なので、オススメです^^
次回は色も混ぜつつ紙の紹介もしていこうと思います。
ご清聴有り難うございました^^
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