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2025/04/06SEO対策

【連載:SEOの始め方】第4回 初心者が失敗しやすいポイント

検索エンジンからの集客を伸ばすSEO対策は、多くの中小企業にとって欠かせない施策です。しかし 初心者が取り組む際には、思わぬ失敗をしてしまうことも少なくありません。当記事では、国内中小企業のWeb担当者や専任不在の経営層の方に向けて、SEO初心者が陥りやすい失敗パターンとその具体的な対策を解説します。

【連載記事:SEOの始め方】
第3回 外部対策(被リンク対策)
第2回 内部対策の基本
第1回 SEOを始めるためのステップ

効果的なSEOを進めるには「正しい知識」と「継続的な改善」が重要です。以下では、代表的な失敗例としてキーワード選定の誤りから計測・改善をしないことまでを取り上げ、それぞれの対策方法をご紹介します。

キーワード選定の誤り

失敗例:ビッグキーワードばかり狙って競合に埋もれてしまう

SEO初心者によくあるのが、検索ボリュームの大きい単一語の ビッグキーワードばかりに注目してしまうケースです。しかし、誰もが検索するような一般的キーワードは競合サイトも多く、上位表示は容易ではありません 。

さらに、選んだキーワードの裏にある 検索意図を考慮しないと、せっかく上位表示されてもユーザーの求める情報とズレが生じてしまいます。例えば「SEO対策」を検索するユーザーはSEOの全体像を知りたい段階ですが、「SEO 内部対策 方法」で検索するユーザーは具体的な施策の手順を探している段階です。
このように検索キーワードごとに異なるユーザーの目的を理解せずにコンテンツを作ると、十分な効果は見込めません。

対策:ロングテール戦略と徹底したキーワードリサーチ

キーワード選定では、いきなりビッグキーワードを狙うのではなく ニッチなキーワードやロングテールキーワードから着実に攻めるのがポイントです。二語以上の複合キーワードであれば競合が少なく、新規サイトでも上位を獲得しやすくなります。まずは検索ボリュームが中程度以下で、自社のサービスに関連性が高いキーワードを選び、そこで実績を積み上げていきましょう。

また、キーワード選定にあたっては事前のリサーチが欠かせません。Googleサジェストやキーワードプランナー、Search Consoleなどの 無料ツールを活用して関連キーワードを洗い出し、それぞれの検索ボリュームやユーザーの検索意図を分析した上で優先度をつけます。さらに、抽出したキーワードで上位表示されている競合サイトを調査し、どんなコンテンツ構成や切り口で情報提供しているかをチェックしましょう。こうした徹底したキーワードリサーチにより、狙うべきキーワードとコンテンツの方向性が明確になり、闇雲に記事を書いて失敗するリスクを減らせます。

コンテンツ作成での失敗

失敗例:ユーザー視点を欠いた量産型コンテンツの乱立

「とにかく記事数を増やせばSEO効果が上がる」と考え、内容より量を優先してしまうのも初心者によく見られる失敗です。毎日のように記事を量産しても、その内容がユーザーの検索意図に合っていなかったり、似たような情報ばかりでは順位は上がりません 。検索エンジン最適化とは言えど、Googleはコンテンツの量より を重視して評価しています。ユーザーの悩みを解決しない薄い記事ばかりでは、いくら数を増やしても検索エンジンから正当に評価されないでしょう。

また、検索順位を意識するあまり ユーザー視点を置き去りにしてしまうことも問題です。人間ではなく検索エンジンだけを相手にしたような文章は読みづらく、ユーザーの満足度を下げてしまいます。実際、Googleはアルゴリズムの評価基準に「ユーザーの満足度」を取り入れており、読者の課題を解決しないコンテンツはやがて順位が下がる運命にあります 。例えば他サイトの文章をコピーして寄せ集めただけのようなページでは独自性がなく、検索結果での評価も得られません。こうしたユーザー不在のコンテンツでは成果に結びつかないどころか、サイト全体の信頼性低下にもつながりかねません。

対策:ユーザー本位の高品質なコンテンツ作成

コンテンツ制作では 「ユーザーの課題解決」を第一に据えることが何より重要です。ターゲットとする読者像を明確にし、そのユーザーが求めている情報や抱えている疑問に的確に答える記事を作りましょう。具体的には、検索意図に沿った見出し構成にしたがって情報を整理し、専門用語の解説や事例の紹介など読者の理解を助ける要素を盛り込みます。文章は簡潔で読みやすくし、必要に応じて図表や箇条書きも用いて視覚的にも理解しやすい工夫をします。

さらに、他サイトのコンテンツを安易にコピーせず、自社ならではの 独自の視点やノウハウを発信することが大切です。他社の記事を無断転載することは重大な違反行為でもあり、オリジナリティのないコンテンツはSEO上ほとんど評価されません。自社の実績や経験にもとづいた具体例やケーススタディを盛り込めば、情報の信頼性が高まりユーザーにも喜ばれるでしょう。質の高いコンテンツをコツコツ蓄積していくことで、Googleからの評価も着実に向上していきます。

内部対策の不備

失敗例:タイトル・ディスクリプションやサイト構造の最適化不足

SEOで成果を出すには、コンテンツの中身だけでなくサイト内部の基本設定を正しく行う必要があります。しかし初心者だと、ページタイトルやメタディスクリプションといった メタ情報の最適化を怠ったり、サイトの構造設計が不十分なまま運用してしまうケースが見受けられます。例えば、タイトルに闇雲にキーワードを詰め込んだり、見出しタグ(H1~H3など)の使い方がバラバラだったりすると、クローラーがページ内容を正しく理解できずSEO効果が損なわれる恐れがあります。タイトルとページ内容の乖離も禁物です。タイトルが誇大で内容と合致しないページは低品質と見なされやすく、検索エンジンからの評価を落としてしまいます。

また、サイト内リンクの貼り方やナビゲーション設計の不備も内部対策の失敗につながります。関連するページ同士が適切に内部リンクで結ばれていなければ、ユーザーもクローラーもサイト内を回遊しづらくなり、重要な情報が埋もれてしまいます。特に中小企業のコーポレートサイトでは新着情報やブログ記事が孤立しがちなので、カテゴリーページや関連記事リンクを活用してサイト構造を整理しましょう。

対策:基本的な内部SEO要素の徹底

前者として、ページごとに適切なタイトルタグを設定し、そのページの主題が一目で伝わるようにします。タイトルには重要キーワードを自然に含め、同時にユーザーが思わずクリックしたくなる魅力的な文言を意識しましょう。メタディスクリプションも手を抜かず、ページ内容の要約と訴求を盛り込んだテキストを記述します。タイトルとディスクリプションは検索結果に表示されるため、適切に最適化することでクリック率向上にも寄与します。

後者の技術的最適化としては、HTMLタグの正しい使用とサイト構造の整理が挙げられます。見出しタグは階層構造に沿って配置し、各セクションで何を扱っているかを明確に示します。重要なページ同士には内部リンクを張り巡らせ、クローラーが全ページを巡回しやすいサイトマップを構築します。加えて、URL構造はシンプルかつ分かりやすく設定し、画像には適切なalt属性を付与するなど、基本的な 内部SEOのチェックリストを一つ一つ実践しましょう。地味な作業に思えますが、これらの積み重ねがサイト全体の評価向上につながります。

外部対策の誤解

失敗例:被リンクの購入やスパム的手法に頼る

検索順位を早く上げたい一心で、外部SEOとして 不自然な被リンクを量産したり、業者からリンクを購入するといった手法に走ってしまうケースもあります。昔のSEOノウハウには「被リンク数が多ければ有利」という考え方もありましたが、現在のGoogleはリンクの を重視して評価します。金銭で購入されたリンクやスパム的なリンク集サイトからの大量のリンクは、Googleのガイドラインで明確に禁止されている行為です。こうした手法が発覚すると検索結果からサイトが除外されるペナルティを受けるリスクが高く、努力が水泡に帰すどころかドメイン全体の信用を失いかねません。

また、他サイトのコンテンツを大量にコピーして自サイトに掲載する行為も外部施策と誤解されがちですが、こちらも重大な違反です(コンテンツの項で述べた通り、コピーコンテンツは評価されません)。検索エンジンから高く評価されるには、安易な裏技に頼らず正攻法でサイト価値を高めることが近道だと認識しましょう。

対策:良質な被リンク獲得とブランド構築

外部対策では 「自然な被リンクの獲得」が最大のポイントです。自サイトのコンテンツが有益であれば、ユーザーがSNSでシェアしたり他のメディアで紹介してもらえる可能性が高まります。例えば業界の専門サイトで記事として取り上げられたり、関連するブログから参照リンクを張ってもらえれば、非常に質の高い被リンクと言えるでしょう。そのためにも、自社の専門分野において役立つ情報発信やデータ公開、ユニークな視点の記事作成など、 「リンクをもらえるコンテンツ作り」に注力してください。こうした自然発生的に得られたリンクはGoogleからの信頼につながり、ドメイン全体の評価向上にも寄与します

もし被リンクを増やす施策に行き詰まったら、プレスリリース配信や業界団体への寄稿、あるいは良質なコンテンツを積極的にSNS発信するといった形で露出を増やすのも有効です。あくまで ユーザーに価値提供する延長線上で被リンク獲得を目指すという姿勢を崩さず、「リンク=信頼の投票」であることを意識しましょう。

継続できない・成果が出る前にやめてしまう

失敗例:SEOの効果を焦りすぎて途中で挫折

SEO対策は即効性が低く、中長期的な視点が求められる施策です。しかし初心者ほど「すぐに結果が出ない」と焦ってしまい、十分な期間継続する前に諦めて更新を止めてしまうことがあります。検索エンジンの評価には時間がかかり、新規サイトやページが上位に食い込むまでには数ヶ月以上を要するのが通常です。実際、あるサイトでは検索結果で上位表示され始めるまでに 8〜10ヶ月ほどかかった例もあり、腰を据えて取り組むことの重要性が指摘されています。途中で対策を投げ出してしまっては、それまで積み上げたコンテンツの芽が出る前に刈り取ってしまうようなものです。

また、継続できない要因としてリソース不足や社内の協力体制不備も挙げられます。「担当者が他業務と兼任で手が回らない」「社内のコンテンツ協力が得られずネタ切れになる」といった場合、いずれも施策が滞り、結果が出る前にフェードアウトしてしまいがちです。こうした状況に陥らないためには、初めから実行計画に無理のない目標設定を行い、チーム内で役割分担することが重要です。

対策:中長期の計画と粘り強い運用

SEOの成功には 腰を据えた継続施策が欠かせません。まず、3ヶ月・6ヶ月・1年といった中長期のスパンでKPI目標を設定し、短期的な順位変動に一喜一憂しない心構えを持ちましょう。特にコンテンツSEOは成果が出るまでタイムラグがありますので、定めた期間は試行錯誤を続ける覚悟が必要です。途中で成果が見えなくてもPDCAを回しつつ粘り強く取り組むことで、やがて検索流入や問い合わせの増加といった形で効果が現れてきます。

もし自社だけで継続が難しい場合は、部分的に外部の力を借りるのも一案です。専門のSEOコンサルや制作会社と協力しながらコンテンツ制作を継続することで、リソース不足を補えます。ただし 丸投げは禁物です。自社内でも進捗を追い、データを確認しながら改善点を見つける姿勢を持つことで、たとえ外注していても自社にノウハウが蓄積されていきます。

計測・改善しない

失敗例:アクセス解析ツールを導入せず行き当たりばったり

「作って終わり」「公開して放置」という姿勢もSEO失敗の大きな原因です。サイトへのアクセス状況や検索順位の推移を計測しなければ、今の施策が有効かどうか判断できません。にもかかわらず、初心者の中にはGoogleアナリティクスやSearch Consoleなどの 無料分析ツールを導入・活用していないケースも見受けられます。これではサイトの問題点やユーザーの反応を把握できず、改善の打ち手も思いつきません。いわばコンパス無しで航海に出るようなもので、せっかくの努力も的外れになりかねないでしょう。

SEOは実行してから効果測定、分析、改善というプロセスを繰り返すことで精度を高めていく施策です。そのため、 データに基づくPDCAサイクルを回す意識が欠かせません。Googleアナリティクスでは訪問ユーザーの行動や流入経路、閲覧時間などが把握でき、Search Consoleではどの検索クエリで流入があったかやサイトのインデックス状況、クリック率などを確認できます。こうしたデータを定期的にチェックし、たとえば「どのページから離脱が多いか」「検索クエリに対して適切なタイトルになっているか」などを分析しましょう。現状を正しく把握し、仮説を立てて改善策を講じる——この繰り返しによってSEOの成果は着実に向上していきます

まとめ:お悩みの際は「花のや」へご相談ください

Web集客やサイト改善において、最初の一歩をどう踏み出すかで成果が大きく変わります。
「何から始めればいいかわからない」「今の施策が正しいか不安」そんなときは、 株式会社花のや にお気軽にご相談ください。
SEO対策から広告運用、サイト改善まで一気通貫でご提案いたします。

この記事を書いた人:hanaoka

村生まれ村育ちWebディレクターです。 2014年に株式会社花のやを設立。以後ディレクションと営業を兼務しています。 学歴コンプレックスをバネに日夜戦っています。

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