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2017/03/03Web制作

求めたデザインと違う!その原因はコミュニケーション不足にあり!

ディレクター花岡です。
アイアムアヒーローが連載終了しまして、堀北真希も引退です。
日本はいったいどうなってしまうんでしょうか。

デザイナーからあがったデザインがイメージと違った…

ホームページ制作に携わるディレクターなら間違いなく一度はあるはず。
「頼んだデザインが、予想していたのと違った…」。クライアントには今日提出予定なのに…。はい大ピンチです。
このトラブルの原因は、結局デザイナーとディレクターのコミュニケーション不足なんですよね。
もちろんデザイナーorディレクターの力量の問題はありますが、それはそれとして置いといて。

そもそもコミュニケーション不足と言われても

実際このトラブルが起きたとき、真っ先にディレクターに事情聴取することになります。
「どういう指示を出したの?」「参考は見せたの?」
そうするとディレクターは「ちゃんと全部伝えましたよ!」と答えます。
そうなんです、確かに全部伝えたとは思うんです。
でも本当に伝わったかどうかの結果は、デザイナーからあがってくるデザインに反映されているんです。
つまりは「言っただけ」。デザイナーの中では要望が消化しきれていないんです。

トラブルになりがちな伝え方

デザイナーとディレクターの間で、制作物のイメージを共有・明確化する必要があります。
まずは共有する上で必要なものです。

ホームページ制作では、なにをおいてもこの3つは必須です。省略はできません。

  • ワイヤーフレーム
  • 参考サイト
  • 口頭説明

ワイヤーフレームは情報ですので、お互い見ながら要素の説明をすれば大丈夫だと思います。
デザイナー側も説明を受けている時の質問は、必ずその場で解消することが必要です。

そして参考サイトです、この共有がうまくいかないと「違うデザイン」が出てくる確率があがります(経験談)。

参考サイトを見せる意味

  • 同業他社としての参考
  • 配色の参考
  • 雰囲気の参考
  • パーツの参考
  • レイアウトの参考
  • 写真の加工の参考

特に雰囲気を伝える時は、参考サイトを交えて説明しないと明確化はできないと思います。
例えば「かっこいい」と言われても、その人の抽象的イメージがありますので明確化できていません。
貴方の「かっこいい」が黒だとしても、相手のイメージは赤かもしれません。
だから、参考サイトを一緒に見ながら、僕の思う「かっこいい」はこの参考サイトのこの部分なんだよ、って説明をする。
抽象的イメージを明確化する。ただこれだけでトラブルの確率は減ります。
これを怠って「デザイナーにお任せで!」って言っちゃうのが一番よろしくないです。
ディレクターだからデザインわかりません、って言うのはただの言い訳です。自分のスキルが低いことをわざわざ誇示しているだけです。

じゃあディレクターが全部悪いのか?

全部の原因がディレクターかというと、それはちょっと違います。
あくまでトラブルの原因はコミュニケーション不足です。双方がコミュニケーションをとってイメージを共有・明確化しないことには意味がありません。
デザイナー側でも、イメージが明確になっていない箇所はドンドン質問して、自ら参考のイメージを出すべきです。

「違うデザイン」を作ったデザイナーに話しを聞くと、よくでてくるフレーズは「ディレクターがこうしろと言ったから」というフレーズです。
これはデザイナー側がコミュニケーションをシャットダウンしている状態で、仕事を押し付けられたような感じになっていますよね。
僕はデザイナーが拗ねるという表現をしますが、この拗ねた状態になると良い仕事はできません。修正をお願いしてもうまくいかないので、別のデザイナーをアサインして、信頼関係を気づくところから再スタートです。
(信頼関係を築きにくいクラウドソーシングは失敗しやすいです)

デザイナーに求められること

デザイナーはオペレーターではないので、言われたものをそのまま作る必要はありません。
意思を汲み取り具現化するのが仕事です。だからこそ、デザイナーに求められるのは「デザインスキル」と同じくらい「理解力」が重要だと考えています。
アーティストには怒られるかもしれませんが、本気でデザインに取り組んでいる人の精神性とスキルは、アーティストよりも上だと思います。

あえていうならば「黄金の精神」です。

まとめ

ここまでに書いた内容は、ディレクター立場からデザイナーに負担をかけず、より良いデザインを制作したいという思いで書いています。
良いデザインが出ればディレクターもその後が進めやすくなり負担が減ります。
やっぱり仕事のパートナーですから、お互いの仕事の負担を減らせる仕事をしていきたいですね。

この記事を書いた人:hanaoka

村生まれ村育ちWebディレクターです。 2014年に株式会社花のやを設立。以後ディレクションと営業を兼務しています。 学歴コンプレックスをバネに日夜戦っています。

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